当選決定の瞬間(米沢日報デジタル動画)

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「南陽市議会議員選挙、現職が落選、17議席決まる」
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任期満了に伴う南陽市議会議員選挙は、3月15日に告示され、定数17に対して現職13人、前職1人、元職1人、新人3人の計18人が立候補し、3月22日、投開票日を迎えました。
元職の髙岡亮一氏が告示日午後1時に届出を行い、無投票の見通しから突然選挙戦になったことや、新型コロナウイルス感染が国内で拡大する中で、1週間の選挙戦が繰り広げられました。
期日前投票は、南陽市役所のほか、ヤマザワ南陽店とヤマザワ宮内店が追加され、3か所合計で4,868票と前回より2,098票上回りました。
投票所は24か所で、午前7時から午後8時まで投票が行われ、投票率は60.87%と、前回(平成28年)の65.23%より4.36%低下しました。
投票日の有権者数は、男12,601人、女13,685人の計26,286人で、前回の26,724人より438人減少しました。
開票作業は、南陽市民体育館メイン・アリーナで午後9時10分から行われ、第1回目の発表は午後9時40分に行われ、以降、20分ごとに発表が行われました。
選挙結果は、現職1人が落選し、前職、元職の各1人、及び新人3人は全員当選しました。当選者の平均年齢は、68.4歳で最年少が57歳、最年長が80歳となっています。
トップ当選となったのは、元南陽市総務課長、南陽市沖郷公民館長などを歴任した新人の佐藤憲一氏(73)で、1,390票を獲得しました。
次は、元職の髙岡亮一氏(72)が1,255票を得票し、3回目の当選を果たしました。髙岡氏は告示日午後の届出で、選挙戦の準備の出遅れを跳ね返す高得票でした。平成4年と同8年に行われた市議選で2回当選を果たし、平成10年の南陽市長選挙で落選後は政治の一線から離れていましたが、無投票を避けるため立候補した思いが市民に伝ったことが高得票につながったと考えられます。
髙岡氏の選挙事務所では、午後10時20分に、1,000票の得票が発表されると支持者たちから歓声と拍手が起こりました。
髙岡氏は議員は1期で勇退し、40代の後継者を育てると述べました。
当選者の任期は、4月1日より4年間となります。
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