「南陽青年団」に期待


* * * * *

◎シンポジウム「いかにして”南陽衆”たりうるか?」
今から41年前の昭和55年の3月に、宮内、赤湯、和郷の商工会青年部が中心になって、「いかにして”南陽衆”たりうるか?」というシンポジウムを開催しました。その詳細な報告書が残っています。
宮内商工会青年部が、当時「地域主義」の主唱者である清成忠男法政大学教授に講演をお願いしたところ、地域総合研究所のメンバーや日経記者総勢4人を引き連れて、全国的に話題になる大々的なシンポジウム開催になったのです。当日の資料にはこう記されています。《新しい時代は,決してタテマエ論からは,はじまらない。虚ろな中味
の市民憲章,゛地域エゴをなくそう”のお題目,そんな耳ざわりのいいきれいごとがもっともらしく通用しているとしたら,その地域はごくひとにぎりの人だけで動かされているから。わたしたちの南陽市を、南陽市民みんなのものに。きれいごとはいらない。ホンネで思いっきりいいあおう。まず混沌を生みだそう!きょうの集いで生まれた小さな渦が,南陽市全体をまきこむ大きな渦に育っていくことを願って。》
報告書の「はじめに」にはこう記しました。《わたしたちは、ここ数年「ホンネで言い合おう」をモットーに活動をつづけてきました。「波風を立てないように」との配慮が、これまで私たちの気持をどれだけ縮こませてきたことか。時代は、私たちとは無縁に、ずっと遠くかけ離れたところでどんどん進んでいるように見えました。時代に乗り遅れてしまったわたしたちの南陽市、いまなんとかしなければ、そうした気持を、地域総合研究所の方々、行政当局の方々、そしてなによりも当日参加してくださった多くの方々の力でひとつの形にすることができたのが、この”講演と討論の集い”でした。/もうわたしたちは、「ホンネで言い合おう」とことさら声高に言う必要もなくなっているようです。いろんな場で、いろんな人が、それぞれの思いのたけを言い合い、そのことでかえってお互いの絆を深めてゆこうとする雰囲気が、南陽のあちこちに芽生えてきつつあるような気がします。/いま私たちがモットーにしていること、それは「時代にかぶりついていこう」ということです。そのためには、ただ単に講演を聞いたり、討論したりすることにとどまっていたのでは、時代はどんどん、わたしたちの脇をすり抜けていってしまいます。どんなに小さくてもいい、あちこちでのいろんな人のいろんな行動の積み重ねが、時代の大きな流れになってゆくはずです。「時代にかぶりつく」とは、そうした時代の流れをどんどん先取りしながら行動していこうということです。/そうした行動のためのヒントが、最初から最後までぎっしり詰まっているのが。この報告書です。この小冊子がひとつのきっかけとなって、いろんな具体的な行動が南陽のあちこちに湧き出してくれれば、」と言う思いをこめてまとめました。近い将来、いろんな人たちのいろんな場での実践を持ちよって。お互い発表しあったり、意見を交換しあう場を実現する時がくることを願いながら。》
それから41年、遠い昔のようにも思えるし、あっという間にも思えます。当時の課題は今もそのままです。今日はあの震災からちょうど10年、過去を糧にしながら、これからどんな世の中になるのかをじっくり構想してみたいと思います。
今から41年前の昭和55年の3月に、宮内、赤湯、和郷の商工会青年部が中心になって、「いかにして”南陽衆”たりうるか?」というシンポジウムを開催しました。その詳細な報告書が残っています。
宮内商工会青年部が、当時「地域主義」の主唱者である清成忠男法政大学教授に講演をお願いしたところ、地域総合研究所のメンバーや日経記者総勢4人を引き連れて、全国的に話題になる大々的なシンポジウム開催になったのです。当日の資料にはこう記されています。《新しい時代は,決してタテマエ論からは,はじまらない。虚ろな中味
の市民憲章,゛地域エゴをなくそう”のお題目,そんな耳ざわりのいいきれいごとがもっともらしく通用しているとしたら,その地域はごくひとにぎりの人だけで動かされているから。わたしたちの南陽市を、南陽市民みんなのものに。きれいごとはいらない。ホンネで思いっきりいいあおう。まず混沌を生みだそう!きょうの集いで生まれた小さな渦が,南陽市全体をまきこむ大きな渦に育っていくことを願って。》
報告書の「はじめに」にはこう記しました。《わたしたちは、ここ数年「ホンネで言い合おう」をモットーに活動をつづけてきました。「波風を立てないように」との配慮が、これまで私たちの気持をどれだけ縮こませてきたことか。時代は、私たちとは無縁に、ずっと遠くかけ離れたところでどんどん進んでいるように見えました。時代に乗り遅れてしまったわたしたちの南陽市、いまなんとかしなければ、そうした気持を、地域総合研究所の方々、行政当局の方々、そしてなによりも当日参加してくださった多くの方々の力でひとつの形にすることができたのが、この”講演と討論の集い”でした。/もうわたしたちは、「ホンネで言い合おう」とことさら声高に言う必要もなくなっているようです。いろんな場で、いろんな人が、それぞれの思いのたけを言い合い、そのことでかえってお互いの絆を深めてゆこうとする雰囲気が、南陽のあちこちに芽生えてきつつあるような気がします。/いま私たちがモットーにしていること、それは「時代にかぶりついていこう」ということです。そのためには、ただ単に講演を聞いたり、討論したりすることにとどまっていたのでは、時代はどんどん、わたしたちの脇をすり抜けていってしまいます。どんなに小さくてもいい、あちこちでのいろんな人のいろんな行動の積み重ねが、時代の大きな流れになってゆくはずです。「時代にかぶりつく」とは、そうした時代の流れをどんどん先取りしながら行動していこうということです。/そうした行動のためのヒントが、最初から最後までぎっしり詰まっているのが。この報告書です。この小冊子がひとつのきっかけとなって、いろんな具体的な行動が南陽のあちこちに湧き出してくれれば、」と言う思いをこめてまとめました。近い将来、いろんな人たちのいろんな場での実践を持ちよって。お互い発表しあったり、意見を交換しあう場を実現する時がくることを願いながら。》
それから41年、遠い昔のようにも思えるし、あっという間にも思えます。当時の課題は今もそのままです。今日はあの震災からちょうど10年、過去を糧にしながら、これからどんな世の中になるのかをじっくり構想してみたいと思います。
この記事へのコメント