新・mespesadoさん講義(55)「日本不法化」の危機

《「我々国民が、サバイバルのために、不法化する」》このことについて、講演でも言われた。《非常事態宣言下の東京でも、60%の飲食店は営業している。休業補償もないままの営業停止では生きてゆけない。
〈講演結論図〉

→「国民を助けるべきだが、国にはおカネがない」「国の借金を将来世代に残してはいけない」といった貨幣のレトリックに騙される(稲田朋美)
貨幣観は正しいものの、共同体意識はない
→露骨な財政破綻論は主張しないものの、政府の財政支出は抑制し、デフレを継続させ、共同体を破壊する構造改革推進する(竹中平蔵、デービッド・アトキンソン、高橋洋一)
国家観も、貨幣観も間違っている
→荒唐無稽な財政破綻論をまき散らし、自らのビジネスを拡大する。あるいは自らの地位を維持する(日本の財政破綻論の経済学者などに見られるケース)
* * * * *
420:mespesado :2021/08/01 (Sun) 09:55:07
本日の三橋さんの最新エントリー↓
切り札は「ワクチン」ではなく「補償」だ
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12689686698.html
はちょっと興味深いと思いました。と言っても、表題にあるワ○チ○とは全く関係ない話ですが。それは、今回のコロナ禍には既視感があるという話で、
> 昨日、このまま「緊縮財政+疫病対策」が続き、やがて「補償なきロ
> ックダウン」といった狂った政策が法律化されると、
> 「我々国民が、サバイバルのために、不法化する」
> と、書きました。
>
> まさか、日本人がそんな・・・・、と、思われた方がいるかも知れま
> せんが、歴史的に「先例」があるのですよ。
と述べて、大東亜戦争直後の食糧危機の話を挙げています。そこで、米軍による爆撃で鉄道網が麻痺し、食糧輸送が滞った話や、1945年のコメ生産が40年ぶりの不作になり、水稲の作況指数は平年の3分の2に落ち込んだという話を挙げたうえで、戦後の食糧危機の第三の要因として
> 都市部で闇市が勃興し、食料配給制を管轄した農林省と「闇市」との間
> で「市場競争」が生まれてしまったこと。農村部の農民からしてみれば、
> 生産した農産物を政府に供出するよりも、闇市に流す方が儲かるという
> 話になってしまったのです。
という要因を挙げています。三橋さんは、
> 無論、上記は敗戦後の食糧不足は、「供給能力不足」という、どうに
> もならない状況で起きた悲劇です。
と述べて、今回のコロナ危機は、戦後の食糧危機とは違って、正しい貨幣観に基づいて貨幣さえ発行すれば対処できる、と続けているのですが、実は、戦後の食糧危機も、最初の2つの要因は仕方ないとしても、上で引用した3つ目の要因は、実は対処できたはずだよな、と思ってしまいました。
なぜなら、この「農水省」と「闇市」との間に「市場原理」が生まれてしまった理由は、「農水省」すなわち「政府」が「闇市」という民間と同じ貨幣のルールで争ったから生じてしまったわけです。つまり、この状況で、政府は闇市の業者より高額の貨幣を農家に払って、国民には安く提供ればよかったのです。ちなみに、農家への支出と消費者からの収入の「差額」の「財源」は、闇市業者には不可能だが政府にはできる方法、すなわち貨幣を「刷る」ことで対処すればよかったわけです。
つまり、戦後の食糧危機のうち、全部とは言わないまでも、少なくとも3分の1は、今回のコロナ禍と同じ「政府(+国民)の貨幣観の誤り」が原因だった、と言えるのではないでしょうか。
本日の三橋さんの最新エントリー↓
切り札は「ワクチン」ではなく「補償」だ
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12689686698.html
はちょっと興味深いと思いました。と言っても、表題にあるワ○チ○とは全く関係ない話ですが。それは、今回のコロナ禍には既視感があるという話で、
> 昨日、このまま「緊縮財政+疫病対策」が続き、やがて「補償なきロ
> ックダウン」といった狂った政策が法律化されると、
> 「我々国民が、サバイバルのために、不法化する」
> と、書きました。
>
> まさか、日本人がそんな・・・・、と、思われた方がいるかも知れま
> せんが、歴史的に「先例」があるのですよ。
と述べて、大東亜戦争直後の食糧危機の話を挙げています。そこで、米軍による爆撃で鉄道網が麻痺し、食糧輸送が滞った話や、1945年のコメ生産が40年ぶりの不作になり、水稲の作況指数は平年の3分の2に落ち込んだという話を挙げたうえで、戦後の食糧危機の第三の要因として
> 都市部で闇市が勃興し、食料配給制を管轄した農林省と「闇市」との間
> で「市場競争」が生まれてしまったこと。農村部の農民からしてみれば、
> 生産した農産物を政府に供出するよりも、闇市に流す方が儲かるという
> 話になってしまったのです。
という要因を挙げています。三橋さんは、
> 無論、上記は敗戦後の食糧不足は、「供給能力不足」という、どうに
> もならない状況で起きた悲劇です。
と述べて、今回のコロナ危機は、戦後の食糧危機とは違って、正しい貨幣観に基づいて貨幣さえ発行すれば対処できる、と続けているのですが、実は、戦後の食糧危機も、最初の2つの要因は仕方ないとしても、上で引用した3つ目の要因は、実は対処できたはずだよな、と思ってしまいました。
なぜなら、この「農水省」と「闇市」との間に「市場原理」が生まれてしまった理由は、「農水省」すなわち「政府」が「闇市」という民間と同じ貨幣のルールで争ったから生じてしまったわけです。つまり、この状況で、政府は闇市の業者より高額の貨幣を農家に払って、国民には安く提供ればよかったのです。ちなみに、農家への支出と消費者からの収入の「差額」の「財源」は、闇市業者には不可能だが政府にはできる方法、すなわち貨幣を「刷る」ことで対処すればよかったわけです。
つまり、戦後の食糧危機のうち、全部とは言わないまでも、少なくとも3分の1は、今回のコロナ禍と同じ「政府(+国民)の貨幣観の誤り」が原因だった、と言えるのではないでしょうか。
【追記 2021.8.4】
「贅沢は敵だ!」は、大東亜戦争が始まってからのこととばかり思っていました。《1940年7月7日奢侈品製造販売禁止令が出ると,8月の興亜奉公日には〈ぜいたくは敵だ〉の立看板をかかげて街頭に進出した。》https://kotobank.jp/word/%E3%81%9C%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AF%E6%95%B5%E3%81%A0-1349974
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422 名前:mespesado 2021/08/03 (Tue) 08:09:41
https://ameblo.jp/rinrinrinrin8880/entry-12689866255.html
↑のブログ記事に張り付けられた動画↓
https://youtu.be/Uzhub-ey6TQ
と、記事からの抜粋↓
> この動画を観られた方のコメント
>
> 今の「ワクチン打たないもの非国民!」という状況は、戦前大恐慌後で
> 日本のGDPがどんどん改善し、ピークになろうてしていた昭和12年に何故
> か「贅沢は敵だ!」というポスターが日本全国にばら撒かれたのに似て
> いる。
動画のワ○チ○の話も衝撃的だけれど、上記の引用部分にある「贅沢は敵だ!」の話も私には衝撃的でした。これって日中戦争が勃発したときの「国民総動員法」にまつわる一連の話かと思い込んでましたが、実はアヤシいのですね。景気が良くなると、それに水を差すことをわざわざするっていうのは、江戸時代の相次ぐ「ナントカの改革」の話で知っていたけれど、「贅沢は敵だ!」の話もそうだったのか!しかも、こちらは鎖国中じゃなくて、近代というかむしろ現代の話だし、国際ナントカ資本が絡んだ話だったのかもしれないですね。
https://ameblo.jp/rinrinrinrin8880/entry-12689866255.html
↑のブログ記事に張り付けられた動画↓
https://youtu.be/Uzhub-ey6TQ
と、記事からの抜粋↓
> この動画を観られた方のコメント
>
> 今の「ワクチン打たないもの非国民!」という状況は、戦前大恐慌後で
> 日本のGDPがどんどん改善し、ピークになろうてしていた昭和12年に何故
> か「贅沢は敵だ!」というポスターが日本全国にばら撒かれたのに似て
> いる。
動画のワ○チ○の話も衝撃的だけれど、上記の引用部分にある「贅沢は敵だ!」の話も私には衝撃的でした。これって日中戦争が勃発したときの「国民総動員法」にまつわる一連の話かと思い込んでましたが、実はアヤシいのですね。景気が良くなると、それに水を差すことをわざわざするっていうのは、江戸時代の相次ぐ「ナントカの改革」の話で知っていたけれど、「贅沢は敵だ!」の話もそうだったのか!しかも、こちらは鎖国中じゃなくて、近代というかむしろ現代の話だし、国際ナントカ資本が絡んだ話だったのかもしれないですね。
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